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2015年02月21日

ねこ背と肩こりのはなし



写真は、寒い日の背の丸まった猫と、暖かい日の背の伸びた猫であります。




人も、暖かければ体ものびのびしますが、寒い時には肩や背に力が入って縮こまってしまいますよね







さて今日は‘ねこ背と肩こり’のはなしです。
なぜ書こうと思ったかと言うと、最近三連続で「ねこ背は治りますか?」という質問をお客さんから受けたからです。
どの方も、日常的に肩こりに悩まされている方でした。




「そら」を訪れる方の症状の内訳は様々ですが、その中でも‘肩こり’は全体の7、8割くらいにあたる方が抱えている症状です。







慢性的な肩こり、つらいですよね
肩こりがキツくなると、時にそこから頭痛が起きてきたり、背中も痛くなってきたり、呼吸が浅くなって全体のエネルギー不足が起きてきたりもします。




そうなると、頑張る気持ちに反して気力や体力もレベルダウンしてきてしまいます。
それでも頑張ると、余計に体は強張っていきます。







今日のブログが、その悪循環から抜け出すきっかけになってくれることを祈ります!







人はキツい時、苦しい時、緊張した時(寒い時にも)知らず知らず肩に力が入ります。




力が入っている時、肩・首・背は巻き気味になり、胸も硬くなり、呼吸が狭まります。




力が入っていなくても、気持ちが落ちている時やくたびれた時にも肩・首・背は前に巻き気味になります。
そして、胸は塞がれ、呼吸は狭まります。




常日頃から自分はいつもそんな姿勢だなと思った方は、慢性の肩こりに陥っている可能性大です





けれど、姿勢に対するちょっとした意識を持つことができたら、肩こりを引き起こす悪循環を断ち切ることができるようになります







今この文章を読んでいるあなたがもし、肩こりに悩まされることの多い方だとしたら、ここで質問です。




◎今、あなたの腰は巻いていますか?それとも伸びていますか?

◎あなたの胸は正面を向いていますか?それとも斜め下を向いていますか?

◎両肩はどうでしょう?
開いているでしょうか?それとも内側に巻き気味でしょうか?

◎首はカーブを持って頭を支えていますか?それともストレート気味で斜め前に突き出されているでしょうか?







慢性的な肩こりに悩まされる方は、たいていが‘肩が凝るような姿勢’をしています。
あるいは、‘肩が凝るような姿勢’で作業をする時間が長かったりします。




では、‘肩が凝るような姿勢’とは、どんな姿勢でしょう?




それを考えるために、反対に‘肩の凝らない姿勢’を、今から一緒に体験してみてもらおうと思います。







さて、どんな状態が‘肩の凝らない姿勢’だと思いますか?




そう言われてみて、「姿勢をよくすればいいんでしょ?」と、背筋をピンと伸ばして両肩をグッと開いた方も多いのではないでしょうか。




ねこ背でいるとよく言われる「ほらっ、背筋伸ばして!」という姿勢です。
「ピンとして!」と叱咤される、あれですね。
かく言う私も子供の頃にはねこ背だったので、しょっちゅうそのセリフを言われていました。




…けれどこの姿勢、維持し続けるのが疲れませんか?
疲れるものだから、いつのまにやら元のねこ背に戻ってしまいます。




だいたい、背中や肩に力を入れて姿勢を保持しようとしていたら、そのことのせいで余計に背中や肩が凝ってきてしまいます。







今から一緒にやってみる‘肩の凝らない姿勢’は、とても楽チンです。




前置き長くてすみません。
ではやってみましょう。




膝を折り曲げて、床に膝立ちして、正面を見てみて下さい。
意識して、いい姿勢をしようとしなくてもいいです。




どうです?




これだけで、かなり肩・首・背中・腰が楽な姿勢になっているのではありませんか?




この姿勢だと、自然に腰が伸びるので、その上に連なる背中・肩・首のラインも無理なく自然なポジションに落ち着きます。




ではさらに、お腹を心なしか引っ込めてみて下さい。




次に肋骨の下に手を当てて、肋骨が少し引き上げられるのを感じてみて下さい。




さあ、最後の仕上げです。
肩と背中の力を、抜いて下さい。




どうですか?




‘肩の凝らない姿勢’=‘いい姿勢’というのは、なにも力を入れてピンと伸びることではありません。
今、あなたの肩と背中はすっかり力が抜けていますよね。
でも首・肩・背のラインは美しいはずです。




腰・背中・肩・首のラインが本来の自然なカーブを描いたならば、肩や背中に力を入れずとも、ねこ背は消えてなくなります。




試しにこの姿勢からねこ背になろうと試みてみましょう。




難しいですよね




そうです。
‘肩の凝らない姿勢’=‘いい姿勢’というのは、実は体にとって一番楽な姿勢であり、‘自然な姿勢’なんです







さて、もう少し一緒に続けてみましょう。
今の姿勢の状態で、自分の呼吸を感じてみて下さい。
いつもより楽に呼吸ができているのではないでしょうか。




このまま首・肩・背の力を抜いた状態で、目を閉じてしばらく呼吸を味わってみたら…
それだけで、今までの筋緊張が緩んでコリが和らいでくるのかわかると思います。







座っている時、立っている時、なにもいちいち膝立ちにならなくても、今のこの姿勢を体に思い出してもらう簡単な方法があります




両手の指を組んで、腕を伸ばしてゆっくり天井向けに上げていくんです。
腰が自然と立って、上体が上がり、お腹が引っ込んで、胸が上がりますよね。
そうしたら、体幹はそのままに、両腕をゆっくりおろして下さい。
そして、肩と背中の力を抜く。




これでOKです。







体には、腰のカーブ、背中のカーブ、首のカーブがあります。
どこかだけを正そうとしても、不自然で疲れる姿勢になってしまいます。
みんなが無理なく自分の在り方でいられた時に、私たちは自分の体を(楽だ)と感じることができるのです。







もう一つ、体にこの‘楽な姿勢’を思い出してもらうエクササイズがあります。




これはぜひ、夜眠る前にお布団の上でやってもらいたいものです。




これまたカンタン




(1)仰向けに寝て、足は楽な幅に開きます。
(2)両腕を頭の上に上げて、手の甲と甲を合わせます。
ぐーっと腕を上げると、腰はカーブを描くように布団から持ち上がると思います。
肩甲骨が中央に寄ってきているのを感じられますか?
(腕はなるべく伸ばして、顔の両脇に添わせて下さいね。)




はい、これだけです。




この状態で、3分間を目標にポーズをキープして下さい。
終わったら全身脱力…おやすみなさいzzZ




最初は腕を伸ばしきるのも難しいかもしれません。
3分間はキープできないかもしれません。




できる範囲で、‘ちょっと頑張る’程度にやってみて下さい。
段々できるようになります。
そして、一週間後には、いつもの肩こりが軽くなっていることを実感すると思います\(^O^)/







ねこ背が治ると、肩こりが楽になるだけでなく、背中や腰も楽になります。
呼吸も深くなり、よってエネルギーも豊かになります。
目線も上がってきて、気持ちもアップします。




習慣が常態になるには、何事も三ヶ月が目安といいます。
毎日の生活の中に姿勢への意識を取り入れて、‘楽なからだ’を目指してみて下さいね!




Posted by そ ら at 12:33│Comments(0)
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