
2020年04月22日
操体法その三

おうち整体、第八回目。
今日は基本の操体法、その三です。
『膝倒し』『膝押し出し』とやってきましたが、いかがでしたか?
操体法の字面を見ると、体操という字がひっくり返った様子から体操的なものをイメージする方も多いかもしれません。
中には、体操のような操体法を教えている先生もいらっしゃいます。
でも、今回ご紹介している操体法は体操ではありません。
自分のやりかたに特に名前はつけていませんが、体操というよりも
(これは瞑想だなあ… )
と、やっていると感じます。
ありのままの自分と一緒に、今ここにいる。
何かを変えようとするのではなく、ただそこに起きてくることに身をゆだねる
さて、今日もやっていきましょう(^o^)/
三回目の今日は『カエル脚』です。
体が冷えたり痛くなったりしないために、マットやお布団の上でやるといいですよ。
寝落ちしても、風邪をひかないですむようにしておきましょう☝️
準備OKですか?
今日はうつ伏せでやります。
うつ伏せ、初めてですね。
手を置く位置は基本お顔の両側ですが、これがしっくりこなかったら自分がいいと感じる位置に置いてください。
お顔は向けやすい方に向けますよ。
次に、膝を片方ずつカエルの脚のように曲げて、曲げた膝を脇の下方向にずずっと引き上げてみます。
膝がマットに着いた状態で、無理なく上がる範囲で引き上げます。
たくさん上げようとしなくて大丈夫ですよ。
☝️今日はこの『引き上げる感覚』を左右で比べて、より心地いいほうで味わいます。
やる時に意識してほしいことを書きますね。
脚を引き上げる時ですが、お顔の向きや手の位置を常に今の自分のベストポジションにして下さい。
右膝を上げる時にやったセッティングが、左膝を上げる時も同じとは限らないからです。
どうでしょう?
左右やってみて、「こっちがいいなあ」という感覚は見つけられましたか?
見つけられたら、心地のいいほうでしばらく味わいます。
じわーっと膝をマットに押しつけることから始めると、それをきっかけに心地よさ探しがやりやすくなることが多いですよ。
同じくじわーっと、わずかに膝が真横に広がっていったり、頭方向に上がって行くのが心地よいこともあります。
膝がどこら辺まで上がってくるかも、体の感覚を聞きながらしっくりくる位置を見つけてみましょう。
手や腕、肩や背中、首や頭、腰も脚も足も、みーんなで味わってみて下さいね。
味わいたいだけ味わったら、脱力して、しばしボケー………っと余韻を味わいます。
今日も、カエル脚をやっている時の私の感覚を書きます☺️
まず、右膝が上がっていくのが心地よかったので、右膝を上げていきました。
気持ちよかったのは80°くらい上がったところでした。
両手は顔の両わきに肘を曲げて置きました。
膝をマットに押しつけるのが気持ちよく、じんわりと味わっていると、膝がマットに押しつけられたまま横(外方向)に広がり、さらに斜め下にわずかに下りていきました。
左右の手のひらはマットを押さえるようになり、恥骨がマットに押しつけられ、左の脚の膝から上はしっかりマットに押しつけられ、膝から下は少し宙に浮いていきました。
それらと同時に顎が胸に着く方向に首が折れ曲がっていき、左のこめかみあたりがマットに押し当てられていました。
首と肩が気持ちいい~
しばらく味わって、脱力。
ふぁ~
こんな感じです。
ちなみに、カエル脚の時の左右の感覚の差が大きかった(片方がやりづらかったとか)方は、試しに最初やりづらかった方をやってみて下さい。
最初よりも楽に上がるようになっていませんか?
今一緒にやった『カエル脚』
その中で探した自分の体のポジションや動きは、「このやり方でも大丈夫だよ」とか「これでもできるよー」というものではないということが、わかってもらえたかと思います。
できるかどうかではなく、やりたいかどうか、です。
操体法に限らず、何においてもこれはとても大切なことだと思います。
今日はこれにてお仕舞いです。
次回は何を書こうかなー
それではまた!
Posted by そ ら at 17:51