おうち整体、第十二回です!
今日は7日の再開に向けて、「そら」のリニューアルをやっていました(^o^)/
皆さんが使うマッサージテーブルも、ホームセンターで買ってきた透明ビニールシートを敷いて、毎回除菌消毒ができるようにしましたよー。
木のぬくもり、布のぬくもりを「そら」では大事にしてきたので、ビニールやらペーパータオルやら紙おしぼりやらに交換しながらも不本意感が拭えなかったのですが…
気持ちを切り替えることにしました✨
「そら」は皆さんに安心して休まっていただくことを願ってやってきたのですから、今やっていることも、それと同じく“安心して休んでいただく”ためのセッティングなんだ!
そう思って、着々と準備を進めたいと思います。
さて、今日のおうち整体は、電話相談で増えてきている内容から『顔の緊張をほどく』と題してやっていきたいと思います。
電話相談では、ぎっくり腰や肩首の痛み、ぎっくり背中などなど、色々お問い合わせをいただいています。
最初のうちはそういった急性痛の相談が多かったのですが、最近は呼吸の苦しさ、不眠などのストレス症状からの相談がちらほらあるようになりました。
目の下のピクピクする痙攣が収まらない、顎関節の痛みが悪化している等のSOS もこのところ続いてありました。
そこで、今日は頭や顔に自分の手で触れて、緊張をやわらげる方法をお話したいと思います。
ちょっと一緒に、緊張というものについて考えてみましょう。
私たちに今要求されていることは、注意深くあることです。
そして、注意深くあることと緊張することとは、本来別物なのだということを思い出して欲しいのです。
仕事の上でも、スポーツでもダンスでも、試験でも、緊張はパフォーマンスを下げてしまいます。
ミスをしやすいのも、緊張していたり焦っている時が多いですよね。
肩に力が入ってガチガチの時というのは、力が入っているがために繊細な動きができなくなってしまいます。
頭も柔軟にまわらないし、体の連動もうまくいかず、動きも大ぶりになってしまう。
力が入った状態が続けば、当然心身は疲弊してきます。
そんな時には、顔もやっぱりガチガチに強ばっていることでしょう。
私の仕事でも、力が入ってしまうとお客さんから受けとる感度も、湧いて出る勘もにぶってしまいます。
でも、それを感じてふっと力を抜くと、本来の感覚が帰ってきます。
余計な力が抜けるとパフォーマンスが上がるだけでなく、疲れにくくなります。
頭も、体も。
まだまだ続きそうな今の世の中の状況の中で、いかに緊張で強ばらずに、注意深くありながらもしなやかでいられるか。
疲弊せずに暮らしていく、微力ながらもそのヒントに「おうち整体」がなってくれたら嬉しいです。
一日の終わり、自分をほぐして健やかな眠りを手に入れましょう
「顔の緊張をほぐす」
今からレクチャーする内容にとりかかる前に、全身をゆるめることをやっていただきたいです☝️
今までにご紹介した『肋骨と肺』『基本の操体1~3』『リラックスしたぃぃぃぃ!①②』の中から、今の自分にとって心地よさそうなものを選んでやってみて下さい。
それから頭と顔に触ってみると、いきなり触るよりもずっと効果は上がります。
よろしいですかー
では、まず頭から触れていきます。
口もとをゆるめて、顎を軽く引いて下さいね。
体を先にゆるめた後ですと、手のひらも温かくなっていると思います。
もしまだ冷たいなーと思ったら、頭に触れる前に両方の手のひらをよーくこすり合わせてあっためて下さい。
リラックスする状態で楽に腰かけて、温かい両手のひらを頭のてっぺんに重ねて置きます。
指と指が軽く重なるくらいの感じです。
ふわっと、重さを感じないくらい優しく置きます。
では、目を閉じて、ゆっくり3呼吸して下さい。
初めは「手で触れている」感覚かもしれませんが、もし「触れられている」感覚を頭に味わえるようならば、それを味わってみて下さい。
「触れている」と「触れられている」は、だいぶ違うように感じられると思います。
…ていねいに口から吐いて…吐ききったら自然に入るだけを鼻から受けとります…
三回呼吸を味わったら、両手のひらを重ねたまま少しだけ後頭部のほうにずらします。
さっき人差し指があったあたりに、今度は小指が来るくらいです。
そこでまた3呼吸。
触れられている感覚を味わいながら、ていねいに息を吐き、吐ききったらまた自然に入るだけを受けとります。
今の繰り返しを、少しずつ手のひらをうなじに向けて降ろしていきます。
手の大きさ、頭の大きさにもよりますが、頭頂を1回目としたら4回目くらいに首を包み込むような感じになると思います。
首の時も、やわらかく両手のひらで包むようにして、今までと同じように味わいます。
今度は(頭があずけられるようならば)イスの背もたれに背をあずけるか、仰向けで寝ます。
両方の手のひらを、両目の上に置きます。
重さが感じられないくらいに、ふわっと乗せて下さいね。
今回も口もとは軽くゆるめておいて下さい。
手のひらは大きいので、目だけでなく頬も包まれていると思います。
指先は眉やおでこに触れていると思います。
そのまま「触れられている」感覚を味わいながら、起きてくる呼吸に身を任せます。
味わいたいだけ、味わって下さい。
次に両手のひらで顎を包みます。
これも、ふわっとです。
中指の先が耳たぶの前にくるあたりを目安に、顎のラインに寄り添わせるようにします。
ここでまた「触れられている」感覚と、起きてくる呼吸を味わいます。
味わいたいだけ味わったら、これでおしまいです。
しばし、ぼけーっと余韻を味わってみましょう。
静かに触れていると、触れられている場所に微細な動きが感じられてくることがあります。
それは、あなたの内側から起きている自己調整です。
さまたけず、動きの上に手のひらが浮かぶようにして感覚を味わって下さい。
ただし、その感覚を探さないこと。
探さないこと。
何かを見つけようとしないこと。
起きてくることを、ただそのままに味わうことが大切です。
いかがでしたか?
それではまた☺️